メモリのチャネル数がRyzen Gに与える影響を検証
ご無沙汰しております。
今回はRyzen Gのメモリのチャネル数が与える影響を検証しようと思います。
構成
恐らく違いがわかりやすいであろう、グラフィックステストからやってみます。
3DMARK
Night Raid
なんと3367もの差が。それなりの差は出るだろうと思っていましたが、1.4倍ものスコアを叩き出すとは少々予想外でした。
Fire Strike
Fire Strikeでは更に差が広がり、1.6倍ほどに。
Cinebench R15 OpenGL
12fps程ほど向上。 違いが目に見えてわかるレベルです。
このようにグラフィックステストでは雲泥の差でしたが、CPUテストではどうなるでしょうか。
Cinebench R15 CPU
シングル、マルチともに微増。 MP Ratioは全く同じ5.27×。
CPU Z Bench CPU
マルチスレッドスコアがかなり上昇。 因みに2308.2というスコアはリファレンスとして用意されていたCore i7 4790Kのマルチスレッドスコアを上回っていました。
まとめ
これまでのベンチマーク結果をもとに結論をまとめると、
Ryzen Gのグラフィック性能を活かしたいならデュアルチャネルは必須
というところでしょうか。とくにFire Strikeのスコアなどを見ると、シングルチャネルではもったいないと思えるレベルですから、Ryzen Gで組むときは何か特別な事情でもない限りはメモリはデュアルチャネルにすべきと言えるでしょう。