RX590について
先日AMDから新しいGPUであるRX590が発売されました。
名前の通りRX580の一つ上のモデルになりますが、中身は”改良版RX580”といったものになってます。そこで主な違いを挙げてみると、
- プロセスルールが14nmから12nmに
- ブーストクロックが205mhzアップ
- 消費電力が40wアップ
のみです。メモリ回りは全く同一ですし、消費電力が増えたからと言って補助電源の数が増えたわけでもないです。ですが、ocモデルだと8ピン×1+6ピン×1になっているものが多いようです。
AMDはRX590の性能は「RX580+10%」と主張していますが、実際のところはどうなんでしょうか。
ASCII.jpのKTU氏の記事によると、3DMark Fire StrikeのスコアはRX580の12871に対してRX590は13669なので向上率は6%ほどとなっていますが、4gamer宮崎氏の記事では9%ほどの向上となっているので概ねAMDの主張通りといってよいでしょう。
実際のゲームでの性能でも、8~10%の性能アップがみられるようですが、競合のGTX1060との差はゲームによりけりといった感じ。これは単に最適化の度合いの問題だと思われますが、ドライバーの熟成が進めばより違いがでるかもしれません。
最後に価格面ですが、RX580、RX590、GTX1060 6GBの価格コムでの最安価格を並べてみると、
RX580:26970円
RX590:38858円
GTX1060:27980円
となってます。さすがに新製品だけあって高いですが、いかんせん国内では3モデルしか発売されていないので、今後より多くのモデルが出て最安3万円強で買えるようになると非常に競争力の高いものになると思われます。
ちなみに現在日本AMDがキャンペーンを実施していて、RX Vega、RX580、RX590、RX570のうちどれかを買うと、Biohazard® RE:2、 Devil May Cry™ 5、 Tom Clancy’s The Division® 2のなかから2本あるいは3本もらえます。どれも最新のゲームで、全部買うとなると2万円以上になりますからこれはかなりの大盤振る舞いだと思われます。期間は2月9日までですが、クーポンコードがなくなり次第終了となるのでほしい方はお早めにどうぞ。