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ADATA SU650 SSDについて軽く検証。

NTT X storeにて3980円という破格の値段で買った、ADATAのSU650について少し検証をしてみました。

スペック

容量:240GB

NAND:3D NAND

インターフェース:SATA 6Gb/s

シーケンシャルリード・ライト: 520MB/s・450MB/s

TBW:140TB

保証期間:三年間

NANDフラッシュの種類については記載がありませんでしたが、SLCキャッシュを採用しているところから見てTLC NANDでしょう。シーケンシャルリード・ライトについては240GB以上は同様の数値となっており、リード性能に関してはSATAの限界に近いところまでは出ているがライト性能は少し劣る、安めのSSDにありがちな性能です。

 

ベンチマーク

まずは定番のcrystal disk markですが、デフォルト設定では公称値には遠く及ばない結果だったので、最も負荷の低い設定からやってみました。因みに、あえてたくさんデータを保存した状態で実行しました。

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最小設定ではリード、ライトともに公称値を大きく上回る結果に。ちなみにテスト回数を五回にすると全くシーケンシャルライトの数値が上がらず比較にならないので泣く泣く1回のみにしています・・・

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テストサイズを五倍の500MiBにするといきなりシーケンシャルライトが暴落。

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1GiBでも同様に、ランダムアクセスはそこまで変わりませんがシーケンシャルリードが悲惨なことに。

続いて色んなデータサイズを見比べられるATTO Disk Benchmark。

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 リード性能は概ね公称値通りですがライト性能に関しては最大でも300MB/sほどしか出ず。8KBと16KBの差が非常に大きいのも気になります。

考察・まとめ

ライト性能が上がらなかったのは、恐らくSLCキャッシュが少なく、すぐにつかいきってしまうからでしょう。実際、容量の多いほかのモデルではある程度良好な結果がでているようです。

まとめとしては、大きなデータを頻繁に書き込む人はもっと容量の大きなモデルを買うか、(そもそも240は選択肢に入らないと思いますが)あるいはMLC NANDを採用しているSSDを選ぶべきだとおもいますが、少なくとも僕の使い方では全く問題なく使えてはいます。なので、ブートドライブ用あるいはゲーム用などに使う分には悪くない選択肢かと思います。